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目次
はじめに
契約社員や準社員はボーナスをもらうことができるのでしょうか?あなたがもしもその立場だったらすごく気になることでしょう。当たり前のように世の中で語られている「ボーナス」というキーワードですが、どんな人も一律に支給されるものなのでしょうか?ご紹介いたします。
ボーナスとは何か?
そもそもボーナスとはなんなのでしょうか?皆さんはご存知ですか?
ボーナスとは。それは毎月支払われる定期的な給与とは別に支払われる給与のことをいいます。「定期的又は臨時に、原則として労働者の勤務成績に応じて支給されるものであって、その支給額があらかじめ確定されていないもの」と法律で定められており、「ボーナス(賞与)」「夏期手当」「年末手当」「期末手当」 等色々な呼び名がありますが、これらの名目で支払われるものは、全てボーナスにあたるとされています。また、支給の有無や金額、そしてその査定方法は原則として企業が自由に決めてよいとされており、賞与を支給しなくても法律に問われるということはありません。
契約社員/準社員は貰えるのか?
ボーナスは基本的に正社員に限定して支給されています。どれほど勤続年数が長くとも、どれほどがんばって働いても、契約社員やパート・アルバイトには一般的には支給されないということになっています。正社員であれば、新入社員であっても、育休中の社員であってもボーナスの支給対象者となります。ボーナスの査定期間) に働いていれば、支給日が仮に休職期間中であっても、ボーナスは支給されています。しかし、査定期間にフルに働いていても、支給日に退職をしてしまっていた場合には、支給されないということが多いようです。企業ごとに就業規則などで規定されています。
契約社員・準社員のボーナスの特徴
上記に「どれほどがんばって働いても、契約社員やパート・アルバイトには一般的には支給されないということになっています」ということを記載したのですが、実は必ずしももらうことができないというわけではなく、もらえるケースもあるようです。そのケースの特徴についてご紹介していきましょう。
特徴1:契約内容によっては支給される
契約社員・準社員へのボーナスの支給については、企業ごとに契約内容が違うため一概には言えません。本人が特別な業績を残した場合や企業の業績が良かった時だけボーナスが支給される場合や、ボーナスボーナスはない代わりに残業なしなど、契約社員・準社員の契約内容によってボーナスの支給内容は異なるようです。契約社員や準社員は会社と契約期間を定めた労働契約を結んでいるので、その契約内容が全てとなります。契約内容にボーナスや賞与が入っているかが、ボーナスがもらえるかどうかの決め手となってきます。就業規則にボーナスの支給が決められている場合なら、契約社員や準社員へもにもボーナスが出されるかもしれないということです。
特徴2:勤め先との交渉により、もらえる可能性もあるかもしれない
契約社員や準社員であっても、数年にわたって同じ職場で働いているのなら契約更改時などに、契約先の企業と交渉してボーナスを支給もらえる契約に変更をしてもらうということが可能かもしれません。契約先のその時点での業績などにより、簡単な話ではないかもしれませんが、何も行動しないのでは、全く状況に変化はありませんから、交渉をしてみることは大切です。それでもしもうまくいかなくても、人事の担当の方は覚えていてくれて、その後業績が上がった時などに反映させてくれることもあるかもしれませんよ。
特徴3:支給されたとしても金額は少ないかもしれない
上記に記載したように契約社員や準社員の人にもボーナスが支給されることもあります。とはいえ、実際に支給されたその金額は、正社員の人がもらう金額と比べたらすごく少ないという声が聞かれるようです。契約社員や準社員でも正社員と同じ時間、同じような業務内容で働いて、それで自分の方が結果も出してるのに、ボーナス額が少ないということになるととってもがっかりしてしまうかもしれません。しかし、残念ではありますが、それが正社員と契約社員・準社員の大きな違いということになるのです。このようなちょっとしたことのようだけど、実は大きな違いがあるということで、社員と契約社員の中がうまくいっていないという話を聞いたこともあります。お金はとてもデリケートな話題であり、モチベーションを保つためには必要なものでもあるので、なかなか難しい問題でもあります。
契約社員/準社員のボーナス金額と正社員の差
契約社員や準社員のボーナスの金額は、正社員のボーナスとくらべて少ないと言われていますが、実際にはどのぐらいの差があるものなのでしょうか?
下記に示します数字は、
平成26年賃金構造基本統計調査(厚生労働省)の調査
http://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2014/
より、全産業のすべての従業員に対する「年間賞与支給額」を抜き出したものになります。単位は円です。正社員・正社員以外という方が契約社員や準社員が該当する項目となります。
正社員・正職員計 | 正社員・正職員以外計 | |
平均 | 959.7 | 193.9 |
~19歳 | 123.6 | 28.2 |
20~24歳 | 391.5 | 72.4 |
25~29歳 | 681.4 | 109.3 |
30~34歳 | 804.1 | 131.7 |
35~39歳 | 927.6 | 144.8 |
40~44歳 | 1082.5 | 157.3 |
45~49歳 | 1250.6 | 169.1 |
50~54歳 | 1331.2 | 174.8 |
55~59歳 | 1251.6 | 199.6 |
60~64歳 | 675.6 | 407.5 |
65~69歳 | 485.5 | 171.6 |
70歳~ | 375.2 | 117.2 |
上記の表からもわかるとおり、どの世代においても、正社員・正職員の方が圧倒的に多くの賞与をもらっているということがわかります。もっとも大きな開きがあるのは、50~54歳で7.6倍にもなっています。続いて、45~49歳の7.4倍となっています。平均の金額から見ても、5倍ほどの差となっています。正社員の方がボーナスは多く支給されるんだろうな、とは漠然とは思っていましたが、実際の金額を目にしてみると、歴然とした差があり、非常に驚いてしまいました。これは、面白くなく思う契約社員や準社員の方がいてもしょうがないかもしれません。
まとめ
正社員と正社員以外のボーナスの支給額は非常に大きなの待遇差が見て取れました。契約社員や準社員のボーナス事情はやはり良い状況ではないようです。あなたが契約社員や準社員の場合は、企業との契約内容をしっかりと確認して、ボーナスが支給されるか確認しておくことも大切ですね。またもしも支給されるという環境だった場合には、たとえ金額が少なかったとしても、一般的には契約社員や準社員はもらえないことが多いということを忘れてはいけません。少なくても支給されたことをありがたく思いましょう。
またもしも今後あなたが転職を考える場合には、しっかりとボーナスのもらえる企業に正社員として転職をするか、または契約社員や準社員であってもボーナスがもらえるという契約になっている企業を選ぶということも考えてみてもいいかもしれませんね。